星の記録

天体撮影日記

2021-01-01から1年間の記事一覧

夜空にピカッと光る物体が!

最近、夜空を見上げていると、時折急に光る点が見えることがあります。街中の自宅からでも比較的よく見かけるのでレアな事象では無いのだろうと思ってはいますが、 原因は千差万別のような気もしています。飛行機やヘリコプターの類も距離や角度によっては識…

春の銀河祭り2021 その9 最終回 M87おとめ座AとNGC5178ケンタウルス座A

NGC5178 ケンタウルス座AM87 おとめ座A春の銀河祭りではこのふたつも是非撮ってみたい対象でした特にM87 おとめ座Aの中心核から噴き出すジェットは頑張れば写せそう!ということで狙ってみましたが、 NGC5178 ケンタウルス座Aは大型で明るい銀河ですがM87は…

春の銀河祭り2021 その8 M51 子持ち銀河 NGC4565 針銀河 M104 ソンブレロ銀河

M51 子持ち銀河おおぐま座の隣のりょうけん座にある比較的大型の系外銀河M51(子持ち銀河)です 明るさは8.4等 大きさは視直径11分角渦巻銀河の横に小さな銀河がくっついているためこのような通称が付けられていますが、実は小さな銀河NGC5195のほうが質量が…

春の銀河祭り2021 その7 M101 回転花火銀河

M101だけをトリミングM101(回転花火銀河)周辺Nikon D810A SIGMA APO 500mm F4.5 EX DG HSM(F8)スカイメモS 露出30秒 ISO200~12800混合 53枚コンポジット 春の銀河祭りといえば代表的な銀河のひとつとしてこのM101(回転花火銀河)が挙げられるでしょう…

春の銀河祭り2021 その6 NGC3718

NGC3718(Arp214)/NGC3729/HCG56OM-D E-M1 MarkIII ISO200 New FD 500mm F4.5L(1000mm相当) スカイメモS 露出10秒329枚コンポジット(総露出時間55分)トリミング 低感度コンポジットを試してみた結果第2弾です前回はフルサイズのD810A、今回はマイクロフ…

春の銀河祭り2021 その5 しし座の三つ子銀河

しし座の三つ子銀河M65/M66/NGC3628Nikon D810A Reflex-Nikkor 1000mm F11 ISO12800 露出20秒74枚コンポジット しし座の後脚の付け根に9.0等、9.3等、9.5等と同じくらいの大きさと明るさの銀河が三つ集まっていて人気の場所です しし座の三つ子銀河とかトリ…

春の銀河祭り2021 その4 M81/M82

おおぐま座の端正な渦巻銀河のM81と特異銀河のM82のコンビは春の代名詞的な存在 画面下にNGC3077OM-D E-M1X+M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO ISO200 露出60秒x4枚 春になると天高く昇る北斗七星の柄杓のすぐ脇に有る春を代表する銀河と言えばM81(6.9…

春の銀河祭り2021 その3 触角銀河NGC4038/NGC4039 Part3 および周辺の銀河

銀河の色を出してみました触角銀河NGC4038/NGC4039は色も対比的で4038は緑っぽい青?で4039は黄色っぽく見えます 元々は両方とも渦巻銀河だったっぽいですがお互いの重力で変形しているため不定形の特異銀河になっていますが、数億年後には合体してひとつの…

春の銀河祭り2021 その2 触角銀河NGC4038/NGC4039 Part2

触角銀河NGC4038/NGC4039触角を判りやすくすると銀河本体が明るすぎて色が飛んでしまうのが難点といいますか マスクすればいいんですけどね 当時の処理技術そのままで…(といっても今年の2月) ファインディングチャート的に500mmの画角で明るめに処理してみ…

春の銀河祭り2021 その1 触角銀河NGC4038/NGC4039

NGC 4038/NGC 4039 触角銀河 Antennae Galaxies(アンテナ銀河)○○○○春のパン祭りになぞらえて、天体撮影民の間で行われる奇祭 それが春の銀河祭り 既に暦上は秋ですがまとめていなかったので… HIROPONさんが最初の提唱者かなと思っておりますがまぁガチ勢以…

6月に撮る夏の天の川

徹夜明け直前で脳にエネルギーが足りない状態で酸素が足りない(標高1600m)と光文字をどうやって書くのか全く判らなくなることが判りました。 失敗作の後ろで人工衛星がフレアを起こして光ってましたので載せてみます。 成功今年の東北の6月の新月期は連日…

2021年5月総括

ゴールデンウィークが既に遠くに感じられるくらい色々有った気がする5月です 5月4日の水星17日に東方最大離角を迎えた水星ですが4日には既に見易くなってきていました 水星は光度変化が大きい惑星で、西空の場合最大離角前が明るく、最大離角を過ぎると暗く…

皆既月食20210526

正確さ皆無ですが合成で地球の影を表現してみた天文関連のブログは月食だらけだろうなと思って天邪鬼な私は全く関係無いエントリーを書いてみようかなと考えてましたがさらにその裏を行くことに。3年振りに皆既月食が見られるとあってかなり前から天気予報を…

天体の強調処理について(永遠の課題)その1の蛇足

手動コンポジット前回starnet++を使った画像処理について書きましたがなかなか上手く行きません…強調処理に差が有ると画像を合成するところでどうしても星像が悪くなります しかも元画像と合体すると大気光や霞の緑やマゼンタ被りも復活してしまうのでこれは…

天体の強調処理について(永遠の課題)その1

その1としていますがその2が有るかどうかは(^^;星の写真についてTwitterでお話するようになった方々はみんな何故か画像処理が超絶上手な天上人なので自分は完全に置いてきぼりのぼっちなのですが インスピレーションとウデマエを完全に棚上げするとどうや…

夏の天の川

太平洋から昇る夏の天の川「夏の」天の川を撮るには冬から春に掛けての季節が良いと知ってはいたものの、 早朝に海岸まで出かけるのは気が重いのでずっと行ったことは無かったのだけれど 昨年、ついに一念発起して行ってみたのでした 広角の固定撮影から試行…

網状星雲20210514

デジタルでの天体写真を始めた時にまず撮ってみたい!と思っていた被写体のひとつにはくちょう座の網状星雲が有りました超新星残骸のひとつで、かつて中心に有った星が超新星爆発を起こし吹き飛ばされたガスがその名残で幽かに光っている天体です 比較的広く…

遠征天体観測20210514蔵王刈田リフト駐車場

東北の梅雨入りも迫る中5月の新月期最後になるであろう遠征観測に行ってきました今年はまだ蔵王エコーラインに行っていなかったのでできるだけ蔵王に行こうと思って天気予報サイトとにらめっこしつつ なんとか星は見えるだろうという希望的観測で珍しく日没…

このブログの方向性

ひとつは現在の主力の趣味のひとつである天体写真をまとめて天リフさん用の登録BLOGを作ろうと思ったのと、もうひとつは溜まりに溜まったカメラ機材や写真関連の備忘録を書いておこうと思っています。Twitterでは情報が分散しがちなのと最近は閉鎖されるBLOG…

はじめに

ご挨拶 こんにちは! 日々の駄文を書き連ねるブログにようこそ! 自分が生きた証として、いつかは消えるかもだけどインターネットの海に駄文を放流しておくことにしました! これからお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。 カメラについて 最初の記…