星の記録

天体撮影日記

春の銀河祭り2021 その5 しし座の三つ子銀河

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しし座の三つ子銀河M65/M66/NGC3628

Nikon D810A Reflex-Nikkor 1000mm F11 ISO12800 露出20秒74枚コンポジット
しし座の後脚の付け根に9.0等、9.3等、9.5等と同じくらいの大きさと明るさの銀河が三つ集まっていて人気の場所です
しし座の三つ子銀河とかトリプレットとかトリオ銀河とも呼ばれています

左端NGC3628から下(南側)に薄く伸びるガスが有るようなのですが、とても淡いので写せていません
まぁたったの25分露出ですからね(^^;
来年の目標のひとつです

この日はD810Aで反射レンズの1000mmを使えるのかどうかを検証しに行くのも目的でした

ファインダーではまず星が見えないのでライブビューで果たして導入と構図調整やピント合わせができるのか不安でしたが、
予想外に明るめの星がライブビューで確認でき、ISOを拡張感度まで上げて試し撮りすれば、星の配置やピントの確認は思っていたよりも容易でした

ピントの調整も思っていたよりスムーズで、試し撮り3回くらいでまずまず追い込めました

あとはパーマセルテープでレンズのピントリングを固定してひたすら連写…
30秒以上の露出だとスカイメモSの追尾精度では星が動いてしまうので、長焦点の場合は10秒から20秒の間で撮る感じにしたところ歩留まりが上がって来ました

ただし短時間露出だとバイアスノイズというか背景に色被りが出てしまい後処理で画質低下に繋がるため、できればダークとフラットを取得するのが望ましいのかなと思っていますが、まだ星を点として写せていない状況ですので露出時間の確保とガイドの安定化が優先事項かなと考えています

でもまぁISO12800でもかなり色被りが少ないD810A…凄いですね(^^;