春の銀河祭り2021 その3 触角銀河NGC4038/NGC4039 Part3 および周辺の銀河
触角銀河NGC4038/NGC4039は色も対比的で4038は緑っぽい青?で4039は黄色っぽく見えます
元々は両方とも渦巻銀河だったっぽいですがお互いの重力で変形しているため不定形の特異銀河になっていますが、数億年後には合体してひとつの銀河になるようです
さて触角銀河の近くにはもうひとつ特異銀河があります
NGC4027は11等と触角銀河と同じくらいの明るさで指輪か勾玉のような形にも見えますが、渦巻銀河の腕が通常2本有るところ1本しかないもののようです
右下に淡い千切れ雲のように見えるのがNGC4027Aで、他の銀河との衝突の結果このような形になったのではないかと考えられています
良く見ると4027Aの左側にさらに淡い塊が2個(PGC856737/PGC856913)有りますがこれも4027の一部だったのでしょうか
さらに西側(右側)に端正な形状のNGC3981が有ります
こちらは12等とやや暗いですが綺麗な渦巻銀河です
NGC3981の北側にNGC3957(IC2965)が有ります
こちらはさらに暗い13等ですが綺麗な紡錘状の銀河です
この付近にはさらに15~17等の銀河が沢山有り、からす座銀河団ともNGC4038グループとも呼ばれています
比較的導入し易い銀河団ですので一網打尽で狙ってみるのも面白いかもしれません