星の記録

天体撮影日記

春の銀河祭り2021 その4 M81/M82

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おおぐま座の端正な渦巻銀河のM81と特異銀河のM82のコンビは春の代名詞的な存在 画面下にNGC3077

OM-D E-M1X+M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO ISO200 露出60秒x4枚

春になると天高く昇る北斗七星の柄杓のすぐ脇に有る春を代表する銀河と言えばM81(6.9等:視直径26分角)とM82(8.4等:視直径11分角)のコンビを挙げる人は多いと思います

空が非常に暗い観測地では肉眼でも見える人がいるくらい明るく大きな銀河で、写真の被写体としても大変好都合です

ただし時間帯によってはほとんど天頂に位置し、カメラの視野に入れるのに苦労するのである程度低いうちに視野に入れておくことをお勧めします(←それ自分だけでは…)

M81の近くにはNGC3077やNGC2976も有り、アクセントとして一緒に写すと面白いかもしれません
特にNGC3077は腕や暗黒帯も写りやすいのでこの辺りを写す時のボーナス的な感じがします

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M81とM82

OM-D E-M1 MarkIII+M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO+MC-20 ISO200 露出30秒x175枚
アップを狙ったけどピンボケ失敗写真なので来年リベンジです

背景がマゼンタ被写体が緑がかってますけど、低感度コンポジットを試してみた結果、
コンポジット前提であっても1枚で被写体と背景が明確に分離できるくらいの明るさで写っていないとカラーバランスが保てないように思えます

以降ISOは高めで撮るようにしています
高感度ノイズはコンポジットで消えてくれることが多いので…